8/24 英国王のスピーチ The King’s Speech (2010)、観た
面白かった。
観ようと思ったきっかけは、テレビで放送されていた
「映像の世紀」。
私が観た回でたまたまジョージ6世(バーティ)とエドワード8世(デイヴィッド)のゴタゴタについて、戦争について取り上げていたので興味を持ちました。
あんまり世界史の授業で真面目に勉強していたところじゃなかったので、
こんなドラマチックな出来事がWWⅡ前夜のイギリス王室であったなんて!と
普通にビックリしました。
簡単に述べると、王位継承権第一位だった王子が誰もが認めない結婚をするためにその地位を捨てた結果、まさか自分が王になるなんて思っていなかった吃音症の第二王子が国王になる話です。
愛のため王室を捨てたデイヴィッドが結構イヤなヤツに描かれてるんですけど、
(「バ、バーティ」って弟に呼びかけるシーンとか)
「映像の世紀」の本人インタビューを観た感じすごい良い人に見えたんですよね。
こういう生き方を選ぶ余地がない場所に生まれてきたことは自分の身に置き換えると悲劇だと思ってしまいます。無責任にも思えるけど仕方ないこととも思います。
王室のドラマチックな歴史もさることながら、
吃音症の治療のシーンも苦しいけれど面白かった。
王であるために1番必要な話す能力に障害を抱えていることの大きな苦しみ。演説等で詰まるシーンが何度も出てくるのですが、観ていて辛くなってきます。
言語聴覚士のライオネルは身体的なケアと同時に、心のケアをしていきます。
身分の差を超えて関係を構築します。最終的には「語りかけることのできる友人」をもつことが重要だったんですね。
結構脚色もあるみたいですが、それを考慮に入れつつも楽しめる歴史ドラマでした。