5/17 面談 ジムノペディ①番

 今日は面談をして留学について話し合いました。将来について考えることってしんどい!

そういえば、この間西洋古典学の授業で「パンドラの箱」について聞いたんですが......

 

パンドラはゼウスより賜った壺(原典では箱という壺、なんだそうです)をつい好奇心から開けてしまう。その結果、様々な災いが壺から解き放たれてしまう。しかし、そのとき咄嗟にパンドラが蓋を閉めたので最後に「希望」だけが壺に残った、という有名なお話。さて、この最後「希望」に関しては2通りの解釈があるそうです。

①文字通り「希望」が壺の底に残った

②壺の中に何が残っているのか(もしくは何も残っていないのか)は未知である。この状態こそが「希望」である

②について説明を補足すると、パンドラは「咄嗟に」蓋を閉めたわけですから壺の中に何が残ったのかはもう彼女に知る術はないのではないか?実は手元に残ったのは一番の災厄かもしれないし、それとも全てが流れ出てしまったただの空の壺であるかもしれない。

それでも「何か」が壺に残っていると信じるこのパンドラの気持ちこそ「希望」なのかもしれない、というワケですね。

 

良いことやってくるかもしれないし、悪いことがやってくるかもしれないという未知の状態で信じることこそが「希望」elpis なんでしょうか。

未来に希望を持つことってやっぱりしんどいですね笑

 

🎸最近ギターで練習している曲 gymnopedie no.1 

https://www.classicalguitarshed.com/wp-content/uploads/2018/01/AAA-E.Satie_Gymnopedie_no1-ClassicalGuitarShed.pdf