9/13 9.11 のドキュメンタリーを見て

「なんという惨劇でしょうか」

番組中、当時キャスターが伝えていた言葉なんだが本当に......。

 

街の人たちの様子が非日常にパニックになっているのが辛かった。見ていて涙が出た。

飛行機が衝突した瞬間も人が死んでいるだろう、火事や煙で人が死んでいるだろう。けれども、あまりの高層ビルで中で何が起きているのか誰にも何もわからないのだ。だから、窓から飛び降りて空を飛んでいる人を見て初めて状況のグロテスクさがわかって辛かった。本当に「空を飛んでいる」と表現したくなる光景だった。非常に高いビルだから人が落ちている間の時間が全然一瞬ではない。数秒間人が墜落するのを見る、でも何もできない。苦しい。

 

色々辛いシーンが多かったけれど、自分の命が不意に無くなることもあると再認識させられた。命の使い道について意識した。その点よかった。

 

P.S. 映画「バットマン対スーパーマン」の序盤にスーパーマンが吹っ飛ばされて突っ込んだ先のビルの救助に向かうブルースが、埃に塗れて真っ白な街を茫然自失して彷徨うシーンがあった気がする......んですがこれって9.11から着想を得ているような。

少なくとも9.11を経験したアメリカだからこそあのシーンの深刻度が増すと。